2021.05.29
↑播州地卵の鶏舎になります。
←産みたてたまご。生暖かかったです。(^^♪
↑結構なついて寄ってきてくれますね。
↑卵を洗卵、箱詰めする場所です。
野網:石塚さん、次は、「播州地卵」についてお話聞かせてくださいませ。
地卵の事業ですが、多可町の農林公社が赤字事業ということで廃止を決定し、「事業引き継いでいこう。」と僕が声掛けいたしましたが、継承してから約2年たちましたがいかがでしょうか?
石塚:そうですね。はじめは、何にもわからなかったですが。播州百日どりの播州地卵もこの町の大切な「資源」であり、「特産品」なので。農協が事業を始めて約40年たつのでたくさんの方が「播州地卵」の良さを知っていただいております。
また、この地域では、昔から贈答品で卵を持っていく風習がありまして。
皆さんの生活習慣の一部になっていますしね。大切にしていきたいですが、肉どりの養鶏と違い、販売、営業も自分たちでしていかないといけないのでなかなか大変でした。
野網:ですよね。。僕も進めた責任がありますのでこの事業は、絶対に後世に継承できるようにしていきたいですね。
石塚:ほんとにそうですね。昔から働いてくれているおばちゃんたちもいますし、まだまだ頑張ってもらわないといけないですからね。
←昔から箱詰めなどを頑張ってくれているおばちゃんです。割れないようにひとつづつ丁寧にしてくれてます。
野網:今は、コロナ下で大変ですが、状況は、いかがですか?
石塚:去年のコロナ下になったときは、急に在庫がたまって、どうしようか思いましたが、色々と営業に行ったら結構取引先が増えてなんとか助かってます。
でも生き物なので調整がむつかしく、はじめのころは急に足りなかったり急に余ったり、大変でした。
野網:ですよね。昨年僕たち野乃鳥の店舗で「なんば堂」のほうのランチで「TKG OSAKA」として播州地卵のたまごかけご飯のプロジェクトを立ち上げましたが、お客様には、たまごおいしいというお声が、かなり上がっております。
最近はインスタグラムなどでも結構評判がいい感じです。また、野乃鳥の三宮のランチのTKG KOBEも好評ですよ!!
ちょっとPR(KOBE YAKITORI STAND 野乃鳥のTKG KOBE メニューです。)
石塚:TKGは面白いですね。3種類の食べ方提案など最高です。(^^♪
野網:そんな話はさておき、地卵の説明をお願いします。
石塚:そうですね。
石塚:たまご見てもらったらわかると思うのですが、サイズにこんなに差があるんです。
左がLで右がS。でも同じ鶏からのたまごだと黄身のサイズは、ほぼ同じなんですよ。
後は、使う用途によっても違いますから。今は、慣れましたが在庫が出ないように販売していくのが大変でしたけどね。
野網:在庫になっちゃうと価値がゼロになってしまいますもんね。そこは、TKGでカバーしていきたいと思います。 ^^)
今後の地卵をどんな展開にしていきたいですか?
石塚:まずは、自社販売の場所を作りたいですね。直売所みたいな。
あと、播州地卵の良さのわかるメニューを作っていきたいです。嫁さんは、たまごサンドとかしたいみたいです。
野網:やっていきましょう!!僕も6次産業化プランナーもしてましたし、生産者が販売するのはすごく価値があると思います。僕らも播州地卵のスイーツの開発をしていますので。プリンやカスタードなど、この卵は、ほんとコクがあるっていうか、たまご本来の香りっていうか、最高の素材ですよね。
大量生産ではなく、ここにしかない価値を作りこんでいきたいですね。
また、特産品が、多くのツーリズムなども生んでまちを活性していきますからね。
播州地卵ワールド作っていきましょう!!
ソフトクリームなんかもいいと思いますよ。牛乳や、生クリームにこだわりがあるのは聞きますが、たまごに拘ったソフトクリームとかちびっこも喜んでくれそうですね。
石塚:それいいですね。
今後生産者の石塚さんと連携し、この多可町の産地で「鳥、マルシェ。」の生産者直売店も
していきたいです。現在、石塚さんと場所の選定などで計画中なのでお楽しみに!!
「鳥、マルシェ。」は生産からの想いを「鳥、まるごと。」伝えていきたいと思っております。
野網厚詞