2021.05.12
今回は、このメンバーで播州百日どりの生産者の石塚さんに「播州百日どり」の説明をしていただきました。
←左上から、野乃鳥店舗メンバーの正井、生産者の石塚さん、野乃鳥メンバーのハンユ、藪中、そして下が野乃鳥代表 野網(本人)になります。
広い空間にゆったりと育てられ、ストレスがなく育てられてます。
約100日飼育されるので大きいのは、6キロくらいになるとか。モモ肉、胸肉が大きく甘みがあるのが特徴です。一般に言う「若どり」や「ブロイラー」は50日ほどで出荷しますが、大体これくらいの出荷だそうです。鳴き声はまだ「ピヨピヨ」という鳴き声が一般的で
「コケコッコー」は80日以上にならないと泣かないとか。知らないことがたくさんありますね。
「ゆったり、のびのびとした環境で飼育している」
野網:石塚さん、最近、生産で悩むことはありますか?
石塚:そうですね。特に最近は、飼料で悩んでます。トウモロコシが高騰していて高くて高くて。。。コロナの影響もあるんでしょうね。
野網:大変ですね。僕たち飲食店もコロナでめちゃくちゃ影響ありますが、産地もいろいろと大変ですね。トウモロコシが今後、将来も高騰していくのは、目に見えてるので、飼料米など、国産の餌を循環していくのも考えないといけないですね。
現在、「ひょうご味どり」で神戸大学と実験的にお米を餌にして育て付加価値を作っていかないといけないかもしれませんね。
石塚:ほんとにそうですね。
初めの方は、鶏の飼育についていろんな悩みがあり、へこたれそうでしたが、最近は、餌とか、そっちの方が心配ですね。
正井:ほかにも苦労とかありますか?
石塚:苦労は、いっぱいありますが、何もわからないまま地元の特産品の播州百日どりの養鶏し始めたころ失敗ばっかりで。。。その時、野乃鳥の野網社長っていう人がいると聞き、嫁と二人でお店に食べに行って。いろいろ話して、僕も頑張っていかないとって思って奮起してここまでなんとか来ました。
最近は、2年前から個人事業ままでは、将来の雇用とかも考えないといけないので法人化したんですが。その際に「播州地卵」がなくなるって話をきいて。
野網:懐かしいね。それから播州地卵の事業も引き継ぎましたものんね。なんか運命感じちゃいますよね。
石塚:大変ですが、地域の特産品は地元のものとして絶対に残したくて。「播州百日どり」と「播州地卵」は次の世代につなぐのが、僕の役割かと思ってます。
正井:ありがとうございます。めっちゃ勉強になりました。
現在6人の生産者がいますが、高齢化が進んでおり、石塚さんが一番若く現在45歳。
これからの事業活動が楽しみです。
「鳥、マルシェ。」は生産からの想いを「鳥、まるごと。」伝えていきたいと思っております。
野網厚詞